ユーザー↓ セールス↑ のカラクリ(DQウォーク)
「マニアが作品を潰す」とはよく言われたもので、人が集まってくると必ず「○○でなければ△△じゃない」という、まるで検索キーワードのような状態が生まれる。当てはまる言葉は何でもいい。ネットゲームだったらドラクエじゃない、坂口じゃなかったらFFじゃない、戦争を支持しなかったら日本人じゃない(非国民)…… ドラゴンクエストウォークで注目したのは、Banana様のツイートだった。 リサーチ会社の情報だと、 ドラクエウォークの売り上げ前年比120%⤴ アクティブユーザー数14万人以上減⤵ 結構減ってるな~ #DQウォーク — Banana (@ChannelBanana) December 29, 2022 歩数でプレイするというゲームの都合上、プレイに時間を要するのは必然だった。他のスマホアプリゲームのように、アイテムを使って一気にレベルアップというわけにはいかないのだ。ましてやレガシーとしてのドラクエは、雑魚戦を繰り返して強くなる、という設計になっている。アイテムを使ってレベルアップなんてドラク(略) ゆえに、新規層は開拓しづらいという状況に陥ってしまう。プレイする以上、ストーリーは味わいたいし強くなりたいし、ボスも倒したい。先に遊んでいた人にも追いつきたい、という感情も出てくる。SNSも拍車をかける。だが時間がかかる。 ドラクエウォークで最近になって実装された経験値獲得の手段は、カジノコインの入手状況によって経験値が増える「カジノキングスライム」が出現する、というものだった。最大で30万まで経験値を貯めることができ、強くはないので少しの労力で倒せる。初心者にはありがたいだろう。 この先どうあるべきか。「それは運営が考えることだ」と切り捨てるのは簡単なのだが、あえて考えてみる。枯れ木も山のにぎわいというし、ブログ記事1つでもスライムの経験値くらいにはなるだろう。 さらに基本職の経験値を優遇(既存) 基本職だけにメタル出現&まじんぎり武器の配布 歩数によって経験値アイテム獲得(しょうがない) お友達紹介キャンペーン(ありがち) 食料が足りないなら家畜を連れて歩けばいいじゃない。逆らう奴は非国民だから(インパール作戦) 結論:勇者はスライムを食え