(ネタバレ)FARCRY New Dawnクリア ラストまでのあらすじ及び感想

核戦争後の世界。暴力集団ハイウェイ・マンに対抗するため、キャプテンは新興宗教エデンズ・ゲートに協力を求め、彼らの集落である「ニュー・エデン」に向かった。

指導者不在のニュー・エデン

ニュー・エデンの門戸を叩くが、部外者に開く道理などありはしなかった。途方に暮れるキャプテンの前に、ジョセフ・シードの幻影が現れる。導かれるまま進んだキャプテンは、幻影からエデンズ・ゲートのシンボルを象った紋章のかけらを渡される。

核戦争によって崩壊した看板や、欠けた風車の一部がピンク色に光り輝いていた。よく見ると、エデンズ・ゲートのシンボルに似ているが、欠けている箇所がある。遠近法を利用して紋章のかけらを合わせると、またもやジョセフが出現し、キャプテンを案内する。

その先にあったのは、かつてFARCRY 5にて、主人公の保安官とジョセフ・シードが閉じ込められていたバンカー(シェルター)だった。
FARCRY 5の主人公とおぼしき人間のメモ。他の方の感想などを拝見すると、シナリオの狙いとして、主人公の行為(つまり、プレイヤーがゲームをしたこと)によって、エンディングとして核戦争がもたらされた、という見方もできる。

FARCRY 5の主人公が、とうとう……


キャプテンは、バンカーでエデンズ・ゲートの聖典を手に入れ、ニュー・エデンに戻る。

ジョセフ・シードを教祖と崇めるエデンズ・ゲートではあったが、目下のところジョセフ自身は不在であり、預言者イーサンが信者をまとめていた。聖典を手に入れたのが自分ではなく部外者である事実に、イーサンは不満を覚える。

協力の条件として、イーサンはキャプテンにジョセフの死体を要求する(うろおぼえ)。イーサンは、教祖に成り代わって権力を掌握するつもりだったのだ。

キャプテンは、ジョセフのいるホープ・カウンティ北部に向かうための準備をする。北部には毒気? 毒素? が蔓延しているので、聖なる炎を灯しつつ向かわなければならない。

聖なる炎は麻薬? の「祝福」に引火させることによって行う。ハイウェイ・マンを退けつつ洞窟にあるバルブを壊し、火炎瓶で火をつけ、キャプテンは聖なる炎の入手に成功する。

北部へはボートで向かう。イーサンに命じられるまま、弓と火矢を装備してキャプテンは単身出発した。

濃密な「祝福」の中、火矢によって聖なる炎を灯しつつキャプテンは北上していく。ようやく、キャプテンはジョセフの住む地へたどり着く。

ジョセフ・シードとの出会い。「獣」の力を手に入れる。

ホープ・カウンティ一帯は、ショッキング・ピンク色の花を咲かせる謎めいた植物によって侵食されている。ジョセフのいる土地、滝の真上には、その根源とみられる樹木があり、リンゴに似た実をつけていた。

ジョセフは、その果実をキャプテンに与える。キャプテンは現実とも夢想ともつかない世界で、心に住む「獣」と対峙する。聖なる炎のかがり火によって獣を弱体化させたキャプテンは「獣」を倒すことに成功し、「獣」を素手で殴り殺すほどの力を発揮する。

ニュー・エデンに戻ったキャプテンとジョセフ。ジョセフは、キャプテンこそが後継者だと指名し、イーサンは燃えるような嫉妬に駆られる。なぜなら、イーサンはジョセフの息子だったからだ。

キャプテンの元に、同胞のラッシュがハイウェイ・マンに拉致されたとの報が入る。助け出すために一人で肥料備蓄場まで向かったキャプテンに対し、ハイウェイ・マンを統べる双子、ルーとミッキーは罠を張っていた。

人質を助け出すため、双子による爆弾の罠を解除していくキャプテン。ロックされたドアを開けるためにブレーカーを探し出したが、それは次なる罠への先鞭をつけていた。ラッシュの他にも人質がおり、キャプテンは彼らを救出していく。

双子は、ラッシュを助けたくば武器を捨てろとキャプテンに命ずる。従うしかなく、キャプテンは装備を全て置き、ラッシュが囚われている部屋へと入る。双子は、キャプテンが自分自身に手錠をはめるよう強制する(拒否も可能だが、その場合は双子につけられる)。

双子はラッシュを射殺する。さらに、天井から吊るされた手錠によって、両腕を上げた状態で無防備になっているキャプテンに私刑を加えていく。

ここまでかと思われたが、その時、キャプテンの内部にいる「獣」が目覚めるのだった。

手錠を引きちぎったキャプテンは、双子を叩きのめす。だが、ラッシュを射殺したショットガンの銃撃をまともに食らい、キャプテンの体は窓ガラスを割り、空中に舞った。

それでも、キャプテンは生存していた。既に事切れているラッシュ。ホープ・カウンティでハイウェイ・マンに対抗する一般市民の基地「プロスペリティ(繁栄や成功の意)」では、彼の葬儀が行われた。

ニュー・エデンの最後、双子の最期

双子に近づくため、キャプテンは仲間ハーマン(だったかな?)の知恵を借りる。ハイウェイ・マンの間で行われる自動車レースがあり、それに優勝すれば双子にはお目通りがかなうのだ。しかし、そのレースは他の参加者を全て殺せば勝ちという「デモリション・レース」であり、既に参加者は決まっていた。

参加者の一人はハイウェイ・マンが運営する刑務所「銃弾農場」の所長だった。キャプテンは、ハーマンが運転する車に、捕虜に身をやつして乗り込み、潜入する。ハイウェイ・マンたちが使用する銃弾を作らされながら、キャプテンは隙をうかがって刑務所長を暗殺し、脱出に成功する。

ヘルメットをかぶって顔を隠し、キャプテンはデモリション・レースに参加する。武装バイクや武装車両に乗るハイウェイ・マンたちを蹴散らし、キャプテンは見事に勝利を手にした。

双子や、その側近たちが参加する祝宴に、ヘルメットのままのキャプテンは参加する。そこで、双子はニュー・エデンを壊滅させるために協力者がいると明かす。その協力者は、ジョセフ・シードの息子イーサンだった。

双子の側近たちを暗殺したはいいが、ハイウェイ・マンはニュー・エデンへと侵攻してしまう。時すでに遅し、壊滅状態になったニュー・エデンに達したキャプテンへと、双子は襲いかかる。

戦いの結果、双子のうち妹(名前失念)は死亡する。姉のほうは、好きにしろと、キャプテンに自らの生死を委ねる(姉も殺すかどうか選択できる、はず)。しかし、イーサンは逃げおおせていた。

失楽園

父ジョセフにイーサンは詰め寄り、キャプテンに力を与えた果実を自分にも、と要求する。ジョセフの制止も聞き入れず、イーサンは果実……知恵の実を口にしてしまう。だが、内部にいる「獣」の暴走に耐えきれず、イーサンは「獣」そのものへと変じてしまう。

キャプテンと「獣」になったイーサンとの戦いの火蓋が切って落とされた。「獣」は、まるで肥大化した原始人のような姿形だった……知恵の実を口にした人類が、その知恵に圧倒されてしまったのだ。あたかも、核戦争によって世界が滅びてしまったように。

キャプテンはイーサンを撃退するが、ジョセフは息子の死を嘆き悲しみ、キャプテンに自分を殺すよう願う(ジョセフを殺すかどうかの選択)。

その後、キャプテンはプロスペリティにいる仲間の元へと戻っていった。ラッシュの墓前で、彼は仲間と酒を酌み交わすのだった。(FARCRY New Dawn完)

(以上あらすじでした)
(以下、感想)

キリスト教には疎く、カトリックとプロテスタントくらいしか知りませんので「ここが、こういう聖書の内容と合致してる」という内容は、他の方に頼みたいと思います。

あらすじを書いてみて、改めて「こういう話だったのかー」という感慨が、なきにしもあらずです。キリスト教ベースの話なんで、ジョセフが復活したりしたらやだなーとか思ってたんですが、意外にも良いパパさんでした。

ゲーム的な部分で言うと、攻略が辛かった箇所がいくつか、いえ、いくつもありました。まず、装備を作成するためには部品が必要なのですが、大体の場所と、そこにある部品の総数は表示されていても、細かい場所(棚とか、車の中とか)は明示されないところです。

私が親切なゲームに慣れてしまっていると言えばそれまでなのですが、まだ随分と取りこぼしがあります。

他に、紋章を合わせる必要があるところでは、邪魔な板をパンチや武器で壊したり、蔦を燃やしたりしないといけなかったりで、かなりの閃きが必要でした。ある程度、ゲームをやった人がある人向けのゲームだとは思いますので、まあいいですけど。

サブクエストで迷ったのは、確か地底を探検するやつで、上にある自動車を落として足場にする、というところでした。てっきり、ドアから入ってサイドブレーキでも操作するのかと思っていたら違い、右後輪のあたりでXボタンを押さなければなりませんでした。ここは攻略を見てしまいました。

もう一つ攻略を見たのは、地下で、格子の向こう側にあるアイテムを取るために、レバーを動かして、その後で的を狙撃する必要があるところでした。残っているメモでヒントはあるのですが、正直「どこを撃ちゃいいんだよ?」と思いました。歯車の内側に見え隠れする的でした。すみません、わかりませんでした。

メインクエストで辛かったのは、ラッシュを助けるために、制限時間内で人質を見つけ、救出しなければならないところでした。装備作成のための部品と同じで「どこだよおおおお!?」と、探し回りました。

トラクターのところは、一見して「ああ、これは動かすんだな」とわかりましたけれど、サイロ? コンテナ? の中にいる人質を見つけるのは、ちょうど死角に曲がり角があって、人質はその先で、随分と迷い、コンテナの外をぐるぐる何度も回りました。

何分、オープンワールドゲームで「素材はあるから、自由に料理してね。ストーリーも想像の幅が広いよ」的なところがあるので、いかに自分で楽しみ方を見つけるか、が結構必要になると思いました。

ああ、思い出した。まだ難しいところがあった。一度きりですが、プロスペリティを防衛しなければならない時があって、ハイウェイ・マンを迎撃するのには苦労しました。爆弾をしかけられてしまい、時間内に解除しないとゲームオーバーなので、クリアすると「やっとかー!」と肩が凝ってしまいました。すみません。

デモリション・レースも結構ハードだったと思います。最後の大型トラック、ビーフ何とかには、追いつくことですら難しく、オーバルのレース場からなるべくはみ出さず、草地を走らず、コーナリングでもスティックを完全に倒したりせずに、少し倒すのを何回もやって曲がると、そんなにスピードを殺さずに済むのだとわかって、やっとクリアできました。

双子の片割れを殺さなかったり、ジョセフを殺さなかったりしたルートも見てみたいと思うのですが、多分、誰かが動画を上げてくれると思うので期待したいと思います。

最終的な武器ですが、私は王冠ランクのディスクシューターを使っていました。なんと、このランクにまでなるとロックオンして敵を追尾してくれるので、エイムが下手な私はとてもありがたかったです。最後、イーサンが倒れた時はディスクまみれだったような気が……。

ディスクシューターは、核戦争後の物資が乏しい状況をよく表す武器でしたので、FARCRY New Dawnを象徴していると思います。

あと、ジョセフから知恵の実をもらった後は新たなPerkが解放されて、そのうち一つに、こういったリアル寄りのゲームでは珍しい「二段ジャンプ」があるのが、とてつもなくありがたかったです。

しかも、二段目のジャンプのほうが一段目の幅より高く飛べて、勢いもあり飛距離も伸びるので、擬音にするなら「ばっ、びゅーん!」という感じで、爽快にプレイできました。

オープンワールドの常として「見えてるのに届かない」とか「目標を表すマークが画面の真下なんで、どっちかわからない」という懸案がありますが、二段ジャンプは前者を結構、解決してくれたように思います。

……ぐらいですかね!
長いから、もう読まれている方もお疲れだと思いますので、えっと、お疲れ様でした!



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