100000000の確率に勝った君へ

コイントスで表が出たので、確率は1/2だから次はきっと裏が出るはず……というのは、よくある誤謬だ。たとえば1%で当たるガチャがあったとして、99回外れたとしても、残り1回で望みのキャラが出るとは限らないのである。

言っておくが、日本の硬貨は数字が書いてあるほうが裏だ。

確率。特にゲームにおいてはプレイヤーのストレスを減らすため、意図的に数字通りの結果にしない場合があるというのを、記事で読んだ。


上の記事によると、任天堂のファイアーエムブレムでは、表記と実際に確率にズレがある。

99%→99.99%
95%→99.5%
10%→2%

さもありなん、90%超えならプレイヤーは「絶対に命中するだろう」と思うし、逆に10%なら「まず外れる」と思う。だから、ユーザーの感覚に寄り添っているわけだ。

同じSRPGである、スーパーロボット大戦もこういうことになっているのか知りたいところではあるが、その点はわからない。ただ、一時期「スパロボ専用コントローラー」が発売されたことがあり「もしもの時」の場合のボタンがついているのは、なんか面白かった。


ドラクエにおける確率でよく俎上に上るのは「逃げ成功率」と「モンスターが仲間になる率」だろう。前者の場合、ファミコン版DQ4は試行1回目から、確率は50%、50%、75%、100%だそうだ。これのお陰で、どれだけの冒険者がコントローラをぶん投げずに済んだことか……

https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/【にげる】(ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki)

さて、本題に入る。ストレス軽減のために、確率の数字通りではない挙動をするのは良いとして、問題はガチャだ。実際のお金を使う以上、ごまかすわけにはいかないし、最悪法的な問題にすらなってしまう。それでも回す人は回すし、数十万円をつぎ込んでしまう、というのは既に何度も起こっていることだ。

恐らく、ここで注目すべきは人間の特徴や、それを利用しているシステムのほうなのだろう。冷静に考えれば、宝クジなど使った金と得られる金を比べれば期待値を下回っているし、大体のギャンブルなんてそんなものだ。

パチンコは大きな音や光で酩酊状態にしてくるし、スマホやウェブサイトならタッチ一つ、クリック一回で決済ができてしまう。オ、オラは怒ったぞフリーザ……

みなさんが、一番最初に関わったギャンブルは何だろうか。こんだけスマホゲームが跋扈しているのだから、ガチャをやったことがない人のほうが珍しいと思われるが。

不妊症の基礎知識(蔵本ウイメンズクリニック)

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