(ネタバレ)死の悲しみは辛い。素直に悲しめないのは、もっと辛い。
ドラゴンクエスト10、Episode4.5のネタバレである。
エテーネ村の、いち村民であった主人公は冥王ネルゲルの襲撃を受け、死ぬ。手を差し伸べたのは、オーガ・エルフ・ドワーフ・ウェディ・プクリポ、五種族のそれぞれの種族神であった。
時を同じくして、不運にも命を失った、同じ名前の五種族の一人がいた。主人公は、その体を借り受けることによって、ドラゴンクエスト10の世界であるアストルティアに再び生を受けるのであった。
古代、錬金術で栄華を誇ったエテーネ王国が存在した。王子クオードは、暗愚の王である父のドミネウスを討とうとするが、予言を可能とする「時見の箱」のチカラを得たドミネウスに、逆にやられてしまう。
エテーネ王家の血筋は「時渡りの術」の才を色濃く受け継ぐ一族である。クオードは死んではおらず、数千年後に隆盛するドワーフの国、ウルベア地下帝国へと時渡りしていた。
過去に戻り、滅びの未来から祖国を救うため、クオードはドワーフの技術を使うことを思いつく。しかし、ウルベア地下帝国は、ガテリア皇国との戦乱の渦中にあった。そして、時渡りの道具「エテーネルキューブ」を作るには、ガテリアの素材や技術が必要であった。
ウルベアに肩入れしたクオードは宰相の地位を手に入れ、グルヤンラシュを名乗る。「あの日に帰る」という意味である。クオード(グルヤンラシュ)はガテリアを滅ぼし、エテーネルキューブの作成に成功する。しかしながら、ウルベアが開戦に傾いたのは、平和を望む皇帝ジャ・クバが暗殺され、皇女ウルタが実権を握ったためであった。
ドラゴンクエスト10の主人公の活躍により、クオードの陰謀は暴かれる。皇女ウルタによって、クオードは断罪されたのであった。しかし、死体は発見されない。
クオードは、エテーネ王国を救うために、ドワーフたちを利用したといえる。エテーネ王国に戻った主人公は、ドミネウス王に代わりに、新たな王が即位したことを知る。クオードであった。
クオードは、エテーネ王国滅亡を画策する、意思すら持った「時見の箱」が放つ魔物を倒し、今度こそ死亡する。信頼される部下や、家族に看取られてのことだった。
悲しむのは肉親の仕事なれど、主人公は辛い思いをする。だが、悲しみ一辺倒ではなかった。故郷のためとはいえ、クオードはウルベア地下帝国やガテリア皇国を利用し、沢山の人命を踏みにじった。最期はエテーネ王国のために我が身を投げうったとはいえ、素直に悲しめる理由などあろうはずがなかった。
主人公もまた、一度は死に至り、五種族の体を借りて蘇った人間だった。同じ時に死んだ、同じ名前の者がおらずば、こうして蘇ることもなかっただろう。だからこそ、主人公は余計に混乱するのだった。
……と、主人公の感情まで書いてしまったが、そこはドラゴンクエストの主人公なので、表に出したりはしない。つまり、私が勝手に想像した、主人公の心情ということになる。

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エテーネ村の、いち村民であった主人公は冥王ネルゲルの襲撃を受け、死ぬ。手を差し伸べたのは、オーガ・エルフ・ドワーフ・ウェディ・プクリポ、五種族のそれぞれの種族神であった。
時を同じくして、不運にも命を失った、同じ名前の五種族の一人がいた。主人公は、その体を借り受けることによって、ドラゴンクエスト10の世界であるアストルティアに再び生を受けるのであった。
古代、錬金術で栄華を誇ったエテーネ王国が存在した。王子クオードは、暗愚の王である父のドミネウスを討とうとするが、予言を可能とする「時見の箱」のチカラを得たドミネウスに、逆にやられてしまう。
エテーネ王家の血筋は「時渡りの術」の才を色濃く受け継ぐ一族である。クオードは死んではおらず、数千年後に隆盛するドワーフの国、ウルベア地下帝国へと時渡りしていた。
過去に戻り、滅びの未来から祖国を救うため、クオードはドワーフの技術を使うことを思いつく。しかし、ウルベア地下帝国は、ガテリア皇国との戦乱の渦中にあった。そして、時渡りの道具「エテーネルキューブ」を作るには、ガテリアの素材や技術が必要であった。
ウルベアに肩入れしたクオードは宰相の地位を手に入れ、グルヤンラシュを名乗る。「あの日に帰る」という意味である。クオード(グルヤンラシュ)はガテリアを滅ぼし、エテーネルキューブの作成に成功する。しかしながら、ウルベアが開戦に傾いたのは、平和を望む皇帝ジャ・クバが暗殺され、皇女ウルタが実権を握ったためであった。
ドラゴンクエスト10の主人公の活躍により、クオードの陰謀は暴かれる。皇女ウルタによって、クオードは断罪されたのであった。しかし、死体は発見されない。
クオードは、エテーネ王国を救うために、ドワーフたちを利用したといえる。エテーネ王国に戻った主人公は、ドミネウス王に代わりに、新たな王が即位したことを知る。クオードであった。
クオードは、エテーネ王国滅亡を画策する、意思すら持った「時見の箱」が放つ魔物を倒し、今度こそ死亡する。信頼される部下や、家族に看取られてのことだった。
悲しむのは肉親の仕事なれど、主人公は辛い思いをする。だが、悲しみ一辺倒ではなかった。故郷のためとはいえ、クオードはウルベア地下帝国やガテリア皇国を利用し、沢山の人命を踏みにじった。最期はエテーネ王国のために我が身を投げうったとはいえ、素直に悲しめる理由などあろうはずがなかった。
主人公もまた、一度は死に至り、五種族の体を借りて蘇った人間だった。同じ時に死んだ、同じ名前の者がおらずば、こうして蘇ることもなかっただろう。だからこそ、主人公は余計に混乱するのだった。
……と、主人公の感情まで書いてしまったが、そこはドラゴンクエストの主人公なので、表に出したりはしない。つまり、私が勝手に想像した、主人公の心情ということになる。
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