【毒】流行の映画について【りゅうけつ】
実際問題、コブラに噛まれて「毒」になった人が、剣を振り回してなおも戦ったという話は聞いたことがない。きっと蛇の毒はアルコールより辛いだろうから、立っていることすら不可能になるだろう。
以下の文章を読んで、どのようにお感じになるだろうか。
より抜粋。
その上で、巷やらネットやらで話題になっている某映画(すみません見てないです)が、あえてこういう表現をとったのならば、よほど巧妙にしなければ面白くはならないだろう。
こういったオチをつける以上、この映画の主人公は実は現実の存在だった! というような伏線やら何やらが……いや、もうやめておこう。
こういったオチを扱ったので秀逸だと思った作品がいくつかあるので、列挙します。

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以下の文章を読んで、どのようにお感じになるだろうか。
リアリティという観念の正体は「現実とそっくりだ」と感じることではない。認識対象が非現実な存在であるという前提のもと、私達が対象に対して瞬間瞬間に抱く、過去の経験(知識や身体的なものも含む)と比較した際に生まれる共感なのだ。
確かに現実世界において出血を放っておけば死ぬし、食べ過ぎればまともに動けず、飲みすぎた朝は二日酔いになる。持ち物を持ちすぎれば飛び回ることなんて不可能だろう。理屈としては間違っていない。だが実体がないのだ。『キングダムカム・デリバランス』レビュー。リアリティの探求に散った夢物語
より抜粋。
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| にぎやかしの画像 |
私たちは、小説や映画やゲームをフィクションだとわかった上で、それでも楽しみ、主人公と一緒に興奮したり、怒ったり、泣いたりする。最後に「残念でしたー! これ、ぜんぶ嘘っぱちなんですスンマセン!」と言う必要すらない。わかってるんだもん。
その上で、巷やらネットやらで話題になっている某映画(すみません見てないです)が、あえてこういう表現をとったのならば、よほど巧妙にしなければ面白くはならないだろう。
こういったオチをつける以上、この映画の主人公は実は現実の存在だった! というような伏線やら何やらが……いや、もうやめておこう。
こういったオチを扱ったので秀逸だと思った作品がいくつかあるので、列挙します。
- 破線のマリス(小説。江戸川乱歩賞)
- BIOSHOCK(ゲーム)
- BIOSHOCK INFINITE(ゲーム)
- UNDERTALE(ゲーム)(言わずもがな)
- 2020年のゲームキッズ(プレステのゲーム。入手が難しいかも)
- THE STANLEY PARABLE(ゲーム)
- PONY ISLAND(ゲーム)
- クリス・クロス 混沌の魔王(小説。VRもの)
もう、枚挙に暇がないくらいあると思うんで、検索すれば沢山見つかると思います。
ドラゴンクエストに関して申し上げれば、主人公は「おびただしいりゅうけつ」で死んだりはしない。この文言は、ファミコンの「ヘラクレスの栄光」で、主人公ヘラクレスが戦闘中にやられると出てくる。一対一なので、やられれば終わる。
さらに申し上げれば、ドラクエ内に登場する国はどれもこれも大人しくて理想的に過ぎる。国家間の戦争など出てきたためしはないし、ほとんどの君主は人格者である。わー、えらいちがいだ(達観)。
こと映像表現に関しても、ドラクエは子供向けアニメか! というくらいに出血や流血表現がない。
リアル寄りになってきたのは、7あたりからだろうか。特に、ハーブ園があるグリンフレークの昼ドラのような話や、レブレサックの神父の話など、悲しくて切なくて苦しい。どうしてこうなってしまったんだ、という怒りもある。シナリオ担当は成田さんという方のようですが、関わっていらっしゃるのでしょうか。
中世なのに清潔だし、教会もブラックな面がない慈善団体みたいだし……と、ここまで。
斬首されたり、捕虜にマシンガンを撃ち込んじゃったりする映像を見ようと思えば見られる世の中になってしまったのだから、生半可なリアルさじゃ受け入れてもらえないでしょう。
つまり、事実は小説より奇なりと言いたかったのです。つまり……あなたが見ているこの記事も、我々の世界も事実であるから、もしかしたらコンピューターの中の……
あ、小説じゃなくて映画だったわ。じゃあ、奇なりのハードル低いわスンマセンwwww。

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