「バカな人間男バドのせいで……もうっ、やんなっちゃうっ!」
チュン チュン……スーパースターの朝は早い。
「う う~ん……」
昨日も 魔塔に挑戦したシダレは
お気に入りの特注ベッドで 目覚めるのだ。
「ああ いいお天気っ!」
顔を洗ってから まずは
ピョンシェルジュにごあいさつ。
「そうそう それでね!」
疲れもどこかにバイバイ!
スーパースターは 朝からスーパーハイテンション!
「さーてと 今日はどの服にしようかナ?」
「迷っちゃうなあ 思いきって ギルガランコーデにしようか?
ドワーフ風も捨てがたいんだよなぁ……」
ゴシック好きのシダレは 置いてるタンスも一味違う。
「これはね パンプキャビネットを倒してゲットしたのよ!」
スーパースターたるもの お化粧も欠かさない。
「桜のカタチの鏡台なのよ。香水もチェリーブロッサムの香りなの」
さすがエルフ。身の回りの品は桜グッズが多いようだ。
「あっ そうだ
お魚たちにも おはようを言ってこよっと!」
シダレちゃんの特技は なんと釣り!
「番組の企画で大物を釣ってから ついハマちゃったの!」
地下水そうには メガロドンや巨大イカがたゆたう。
「そろそろ 出かける時間ね」
いつもの お気に入りコーデで出発!
「あなたたち 留守はまかせたわよ」
「は はいっ!」
普段は優しいシダレも メイドとモンスターには 厳しいのだ。
魔塔へ向かい 冒険者として敵を魅了していったシダレ。
ようやく ひと仕事が終わって……。
「どうして あそこでAペチなのよ!
渾身切りしなさいよっ!」
相変わらず バカな人間男バトルマスターには お冠であった。
「あっ カメラ回してたの!?」
取材陣に 驚くシダレちゃん。
魔塔の後は
今日一日の疲れを癒やすため エルフのホームタウン アズランへ。
風が心地良い。そして アズラン名物といえば 温泉である。
「ふう 生き返るわ……」
ほぼ貸し切り状態。カメラも曇る。
「桜の花びらが 浮かべてあるのよ。風流でしょ」
「眠くなってきちゃったわ……」
ぽかぽか……Zzz……。
お疲れモードの シダレちゃんは
この後 しばらくおねむなのだった。
スーパースターの人生はハード!
がんばれ! シダレちゃん!
負けるな! シダレちゃん!
(終)
~おまけ~
シダレちゃん 顔アイコン3種セット ふつう・キメがお・えがお
~あとがき~
なるべく 気持ち悪く 気持ち悪くしようと 心がけました。
舐めるような視線と 舐めるような文章を 心がけました。
自己嫌悪に 拍車がかかりました。
なるべく スパッツ部分は写さないよう 心がけました。
だから 床のおふとんの寝姿は ありません。
このために ニーハイブーツを DQXショップで買いました。
(終)

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