新エテーネ村「パラシェ」のジャンケンの勝率を調査!

はじめに

「ジャンケン」とは、片手を使い「グー」「チョキ」「パー」の3種の手を作り、相手も同様の3種のいずれかの手を作ることによって勝ち負けを決めるゲームである。
  • 五指全てを折り、握り拳の形にするのが「グー」で、岩を意味している。
  • 親指と薬指および小指を折り、人差し指と中指を立てるのが「チョキ」でハサミを意味する。
  • 五指の全てを開いたのが「パー」で、紙を意味する。
3種は、それらが意味する物による相関関係になっており、岩である「グー」は、ハサミである「チョキ」では切れないから、グーの勝ちとなり、紙である「パー」に「グー」は包みこまれてしまうので、これは「パー」の勝ちとなる。

同様に、ハサミの「チョキ」は紙の「パー」に強い。

ドラゴンクエスト10におけるジャンケン

「新エテーネ村」にいるキャラクター「パラシェ」とプレイヤーは、1日に1回だけジャンケンの勝負ができる。プレイヤーが勝利すると「ふくびき券」1枚を取得できる。敗北すると、何も取得できない。「パラシェ」とプレイヤーが同じ手を出すと「あいこ」となり、再びジャンケン勝負となる。これを、勝負がつくまで繰り返す。

調査方法

  1. プレイヤーが出す手は、調査を容易にするため常に「グー」とする。「あいこ」になっても「グー」を出しつづける。
  2. 「サーバー31」とする。

仮説

  1. ジャンケンの手は3種であるが、2人でこのゲームを行うならば結果はどちらかの勝ちないし負けとなるので、勝率としては5割になる。
  2. また、仮に完全にランダムにパラシェの手が出ると仮定した場合「グー」「チョキ」「パー」が出る確率は、それぞれ等しく1/3、33%程度になると予想される。
もし、以上2つの仮説から大きく外れていたならば、パラシェ(コンピューター)側が、出す手を操作していると思われる。

ドラゴンクエスト10のスマホ向けツール「冒険者の超おでかけ便利ツール」では、六面体サイコロの出目によってアイテムを取得できるゲームが用意されているが、サイコロにもかかわらず、それぞれの出目の確率が一定ではないと運営が回答していた。

パラシェのジャンケンの結果いかんによっては、これも問題になるだろう。

結果(添付した画像を参照)


総ジャンケン回数は46回である。うち勝利はパラシェの「チョキ」であるが「あいこ後チョキ」や「あいこ後あいこ、その後チョキ」も含まれる。

プレイヤー側の敗北は「パー」や「あいこ後パー」、「あいこ後あいこ、その後パー」も含まれる。

上図のとおり、パラシェの「グー」「チョキ」「パー」の数はそれぞれ14回、15回、17回と仮説から大きく外れていなかった。

パラシェが「チョキ」でプレイヤーの勝利、「パー」でプレイヤーの敗北となるので、プレイヤーの勝利回数は15回、敗北回数は17回であり、これもまた大きく仮説から外れなかった。

雑感

公平なゲームだと思わせておいて、実はそうではなかったならば問題となるであろうが、パラシェのジャンケンにおいては、このような問題は発見されなかった。試行回数の問題もあるかもしれないが、今のところ「グー」「チョキ」「パー」の確率はほとんど同じであった。



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