ドラクエ! 牟田口! インパール!

旧日本軍の例を持ち出すまでもなく、補給が戦いにとって重要であることは間違いない。みなさまにも経験があるように「今日の給食はカレーだ!」や「帰ったら冷蔵庫のプリンが待ってる!」という状態になれるからである。だからこそ食べ物の恨みは恐ろしいし、糧食や弾薬が尽きれば士気は萎え、戦うことはできなくなってしまうのである。
ドラクエウォークにたとえれば、糧食や士気に相当するものは魔法の小びんや魔法の聖水であろうか? 私は、MPであると述べたい。Covid-19禍の中ならば、外を出歩くこともできず家の中で位置情報ゲームをプレイする機会も多くなるだろう。そこで問題となるのが、連続でモンスターと戦う際のMP管理である。

歩きながら戦う場合、そこかしこに回復ポイントが設定されているのでMP枯渇の心配はほぼないと言っていい。しかしながら、家で「においぶくろ」を使いモンスターを呼ぶ出すと、早晩MPはなくなってしまう。自宅で回復はできるが一時間に一回の制限つきであり、「スラミチにたのむ」コマンドは一日一回、以降は課金(ジェム)が必要である。

だからこそ、いかに少ないMPをやりくりしつつ、できるだけモンスターを倒すかの計算や効率化が必要となる。そこで役に立つのが「戦闘終了時MP10回復」の装備や「ターン開始時MP4回復」の心だ。

後者は「りゅうおう」の心Aが持っているので、これをレンジャーとバトルマスターに装備させている。どちらも最大MPが少なく、5分も戦えばMPが尽きてしまう職業だ。だが、りゅうおうの心Aを装備させることにより飛躍的に継戦能力は増え、15分は回復なしで戦えるようになった。

その他、賢者には先述の戦闘終了時MP回復の装備をつけている。また、レンジャー・バトルマスター・賢者には素早さ優先の装備をつけ、作戦はみな「ガンガンいこうぜ」にして、モンスターに行動される前に一気呵成に攻撃、殲滅する。こうすることで、においぶくろの効果時間内に少しでも多くのモンスターと戦い、かつMP消費を抑えるのである。

強い武器を装備していると全体攻撃を使ってくれず、大技で一匹ずつ確実に葬るような戦法をAIはとってしまう。具体的には、世界樹の剣ならば「導きの天光」を使うし、クリスタルクローなら「ゴッドスマッシュ」を使ってしまう。なので、わざと攻撃力の低い装備をさせ、ぶんまわしやデュアルカッターを使うように調整している。

物事が気合や精神注入でどうにかなるんだったら、日本だってもう属州みたいにはなってないんだよなぁ。そうでしょ牟田口中将。

(なお、冷蔵庫のプリンを食べた戦犯は、インパール作戦に乳牛になって参加してもらいます)

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