プレゼントチケットをもらい損ねた理由

ドラゴンクエスト10では、たとえばどこかの団体が11月22がいい夫婦の日という語呂合わせで記念日を設定するように、毎月10日が「テンの日」となっています。この日は限定アイテムと交換できる「プレゼントチケット」や、いつもは福引(ガチャ)で当たらなければ戦えないボスに挑戦するためのアイテムがもらえたりします。

過去、ボスと戦うためのアイテムは使用期限切れで捨てることもありましたが、プレゼントチケットを取り逃したのは、テンの日にたまたま県外に行く用事があった日だけでした。ですが今回、つまり2020年11月分のプレゼントチケットは手に入れられませんでした。
「義務を果たさなければ、権利など受けられない」という観念がありまして、床に落ちた食べもののに対する5秒ルールのような自分ルールに過ぎないのですが、色々と義務に相当する行為をしていなかったため、ドラクエ10にログインするのを躊躇してしまったというわけです。

誰も気にしないし、気にするのは自分だけなのですが強迫的にそんな考えに支配され、チケットはおろかログインもしなかったんですね(11月12日もそうです)。

真面目というかクソ真面目なんですね。もうちょっと楽に生きてもいいと頭ではわかっているつもりなのですが、世間やら空気やら、建前やらを真に受けてマニュアル通りに生きているから、こんなことになるんですね。そんなのは、どこにも存在していないのに。

まあ、遊び人以外の大体の職業はレベル114以上になっていますし、全レベルが116(現在の最高値)間近のキャラもいます。しかも、エンドコンテンツの強敵を討伐するというよりストーリーを楽しむという、今までのドラクエのような遊び方をしている人間なので、プレゼントチケットを1枚もらえようがもらえまいが、特に支障などないのです。

実際、これまでプレゼントチケットで交換したのは「ももんじゃプリズム」と「しぐさ書・ピース」の2つきりです。記憶が確かならば。

そんなわけでログインすらしなかったのですが、その日はPCを起動すらせず、ただひたすらに自己嫌悪でした。そんなルール、誰に強制されたわけでもないのですが、これが「世間に負けた」ってやつかもしれませんね。ちょうど季節は秋だし。タイムリー。

欧米などでは神様が行動の規範になっているみたいですが、日本は世間とか空気とか、他人の目であったりするみたいです。義務を果たせなかったのも、体調という立派な理由があるはずなのですが、なぜか理性(という名の内なる世間様)を働かせすぎたみたいでした。

一日中頭が重かったです。スマホの操作しかしてなかったです。

臥せっている間にも、時間は容赦なく過ぎていきました。日付は10日を過ぎて11日となり、11月は残り2/3になっていました。12月と合わせても、今年の残りはもう1と2/3という帯分数にしかなりません。時間は不可逆で、戻らないのです。

つまり、テンの日にはもう帰れまテン。

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