はばたけ竜 いざVer7へ

16冊の小説があり、ストーリーはどれも独立しているので、どこから読んでもいいとする。ただし、最初に書かれたものは1987年なので、いささか古いのは否めない。なお、続きものでこそないものの、どれも同タイトルで、番号によって区別してある。

FF14のPかつDであり、FF16のプロデューサーでもある吉田直樹氏は言った。


ファイナルファンタジーを初めてプレイしようとした人間が、ナンバリング作品が16もあると知れば躊躇してしまうだろう。たとえ、一つずつ別作品であったとしても。

ちなみに、日本で一番長い小説は山岡荘八の「徳川家康」で、全26巻だそうです。こちらは最初から読まないといけないため、FFよりハードルは高いでしょう。
FFのナンバリング作や徳川家康には及ぶべくもないが、MMOであるドラゴンクエスト10のVer7の製作が決まった。


この前の超DQXTVでは青山P、安西Dともに「バージョン」という呼称を用いていた。以前は「エピソード」という呼称を使っていたのだが、残念だがパッケージ画像が見当たらなかったので証拠のような証拠はない。でも言っていたはず。

ドラクエ10の運営もまた、数字のインフレーションに懸念を持っているのだと想像している。こちらはFFやドラクエのナンバリングとは異なり、Ver1から順番にプレイしていかなければストーリーの繋がりがわからなくなってしまうからだ。つまり、徳川家康スタイルとでもいうべきか。

それゆえか、安西DはVer5を紹介する番組で、Ver1~4をすっ飛ばして、いきなりVer5から始められる機能をお披露目した。ストーリー上で手に入る「たね」や「きのみ」、その他アイテムは保持した状態だが、レベルは1からである。

一緒に遊びたい友達が先に進みすぎていた場合の処置で、一定の効果は見込めるだろう。少なくとも「1からやるの? だるい。やめるわ」よりマシなはずだ。

↑FFは各種数値の桁が多いが、切り下げを実施したようである。

↑FF14では、いきなりLv80から始められるアイテムと、メインクエストを既にクリア済にするアイテムがあるようです。

誰もが口を酸っぱくして言うように「新規に優しくなければ、そのコンテンツは廃れる」である。RPGではなく格ゲーだが、ストリートファイター6はワンボタンで必殺技が出せる機能で、見事に間口を広げてみせた。

ドラクエ10も、初心者用サーバーにはメタルが出やすくなる時間帯や、ボスの難易度を三種類から選べる機能などで、プレイしやすい環境を作っている。サービス開始初期は、装備が高価なために入手しにくかったが、モンスターが落とすようになったことで大幅に緩和された。

ハードルは下げてくれている。後は、走者のほうも一度だけ、竜のように飛翔に挑戦してみてはどうだろうか。


(なお、私は昇竜拳が出せないままです)
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