シルビアがビリで、筋肉に掴まれるワケ(DQ11)

ドラゴンクエスト11のオープニングムービーで、シルビアは、皮膚が赤くて、胸に鎖の十文字の飾りをつけている、筋肉質の巨人モンスターに掴まれる。そして、主人公とカミュが助け出す。

なぜ、シルビアが犠牲に(生きてるけど)なったのか……。
消去法で考えてみよう。

まず、ベロニカではいけない。本編でも悲惨な目に遭っているから、これ以上は必要ないだろう。

セーニャでもいけない。ローラ姫じゃあるまいし、今の時代に合わない。

マルティナでもいけない。マルティナなら、自分でなんとかできそうだし。時代のせいもあるし。

おじいちゃん(ロウ)でもいけない。女性陣なら、差別的かもしれないが「助けなきゃ!」というモチベーションになるが、おじいちゃんでは……あんまり助ける必要もなさそう。

グレイグでもいけない。第一、仲間になるのは秘されていたので、オープニングムービーには存在すらしてはいけない。

残るは、カミュかシルビアである。

ならば、カミュが掴まれ、主人公とシルビアが助けるのではどうだろうか? 不可である。カミュは最初の仲間という重要性ゆえに、主人公と共闘して助けねばならない。

結果として、シルビアが筋肉モンスターに掴まれる、という構成になったのではないか、と私は推測しています。



次に、キャラが並んだ絵を推測しようと思います。画像が用意できませんでしたが、並び方は

主人公
ベロニカ
カミュ
セーニャ
マルティナ
ロウ
シルビア

になっています。

上手から下手へ(右から左へ)は演出理論であるから良いとして、どうしてキャラの並び順がこうなったのか、考えてみます。

先頭は、もちろん主人公。これは外せません。

最後尾はシルビアも、まず決定されます。なぜなら、シルビアが最も高身長であり、そうしないと構図が良くないからです。

主人公の次にカミュが来ておらずベロニカなのは、シルビアの前(後ろから二番目)にロウがいるのと関係があるように思います。二人の身長は低いほうなので、前から二番目・後ろから二番目に配置したほうが収まりが良いからでしょう。

残りはカミュ・セーニャ・マルティナです。

まず、ベロニカの後ろにセーニャは配置できません。二人は姉妹である上に同時に加入という、キャラの「重さ」のようなものがあり、ベロニカ・セーニャの順で並んでしまうと、そこだけ目立ち過ぎてしまうからです。最初に仲間になるカミュも、なるべくなら先のほうに入れるべきでしょう。

こうして、主人公・ベロニカの次に来るのはカミュと決定しました。

そして、カミュの後ろはセーニャです。絵の中にいるのは7人であり、中心ができてしまいます。しかし、上手から下手へと向かう列である都合上、主人公は先頭と決定しており、真ん中には置けません。

真ん中にセーニャ、次にマルティナとなった理由は「後方の面々の華やかさを助ける」意味合いではないでしょうか。

中心がマルティナでは、やはり「圧」みたいなものがありますので、真ん中セーニャ・次マルティナの順に並びます。そして、おじいちゃん・シルビアに華を添えるという役割があったのでは……と愚考しています。

つまり、このような訳になるのです。

主人公(もちろん先頭)
ベロニカ(ロウとの兼ね合い・物語上重要・主人公の上背の引き立て役もある)
カミュ(最初の仲間だし)
セーニャ(序盤に仲間になる・ベロニカとなるべく近くがいいが、前後はまずい)
マルティナ(後ろに華を添える)
ロウ(ベロニカとの兼ね合い)
シルビア(最も高身長)

もし、ここにグレイグを挿入するとしたら……やっぱり、背が高いっぽいんでシルビアの後ろ、しんがりかもしれませんね。

ぐらいですね!


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