広告収入について

良い物なら放っておいても売れる、というのは間違いに他ならない。宣伝をしなければ、知ってもらうことすら難しいのだから。そのための手段が広く告知する、つまり広告である。

先日、プレイしているアプリ「ドラゴンクエストウォーク」に新たな機能が実装された。このゲームも他同様ガチャがあるのだが、広告を視聴することにより一日一回だけ無料になる、というものだ。
30秒ほどの広告を視聴すれば、装備ガチャができたり、モンスターの心(装備して能力アップ)がもう一個手に入ったりする。よくある言葉だが「ボランティアではない」のだから、収益の手段を確保しなければならないのは当然だ。

ドラゴンクエストウォークのプレイヤー間では、この機能についての評価は分かれている。課金をせずともガチャが回せるので賛成したり、または余計だと反対したり、と様々である。少なくとも、私はオン・オフ切替の機能はつけるべきだと考えている。

賛否について、私は諸手を挙げて賛成している。タダでガチャは嬉しいこと、この上ない。儲けが必要なのだから広告だろうと導入すればいいし。

特に日本人に顕著なのかもしれないが、儲けるのは良くないこと、金について話すのは意地汚いこと、という意識があるようだ。確かに私利私欲に走るのは問題だと考えているが、銀行の使い方や、株、為替、国債、相続や税など、お金について知っておかなければならないことは山ほどある。ましてや、クラウドファンディングや暗号資産なんてのも出てきている時代なのだ。

その点、アメリカはオープンである。アメリカで、なぜここまで商業や資本主義が発達したのかについての原因の一つを宗教に求めることができる。参考は以下リンクの真ん中あたり「カルヴァンの思想」より。


短くまとめれば、宗教改革を行ったカルヴァンの考え方では、神に救われる人間はあらかじめ決まっている、という。人間はその確証を得たいがために現生での成功を求めるようになり、労働に勤しみ、資本主義が伸長した、というものだ。

少し前まで、サービス開始30日で終了してしまったアプリをインストールしていた。「メモリア」というタイトルで、絵が普通の美少女ではない点が気に入っていた。しかし、このような結果になってしまっているので、とても残念に感じている。

サービスを人質に取っている? そういう見方もできないではない。しかしながら、実際にアプリが終わってしまうよりはマシといえるだろう。アプリ開発者、こう叫ぶことにならないように望む。

「ウソ、私のアプリの収益、低すぎ……?」

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