ドラクエはサガより優秀か
ゲーム情報サイトIGNには、辛口レビュアーの渡邊卓也さんがいる。編集長のクラベ・エスラ氏は問題ないことをXで表明しているし、私もそう思っている。見当違いなことは何一つ言っていないからだ。 ネガティブな意見ばかり見るので、僕の率直な意見も書いておこう。 渡邊卓也は至極まともなライターだと思います。物おじせずに意見がはっきり言えて、嫌われても貫き通せる姿勢を尊敬しています。記事を読まれるフォーマットに落とし込んでくれるのも、メディアとしてはありがたいことですね。 — クラベのくうちゃん (@RineD1987) December 21, 2023 渡邊氏は今回、HD-2D版DQ3のレビューを掲載されていた。 なぜ、HD-2D版『ドラクエ3』では「ラリホー」が“最強呪文”なのか? 以前、同氏はリメイク版ロマサガ2もレビュアーされていた。 もはやサガではなくふつうのRPGでは? リメイク版『ロマサガ2』から見る「サガらしさ」 両方を読んだ上で私が感じたのは「ドラクエのほうが好評だ」だった。逆に言えば、ロマサガ2リメイクのほうが、言葉がきつかった。 しかしながら、あくまで私見に過ぎず、数値で比べているわけではない。そこで「AIテキストマイニング」というサイトで、両方の記事を比較した。 https://textmining.userlocal.jp なるほど、ドラクエのほうは「ラリホーがよく効く」という旨だし、ロマサガ2のほうは「サガらしさ」に焦点を当てている。自分のの感覚と、AIのいうスコアの高い単語は同様の結果となっているといえるだろう。 解析にはいくつかの項目があり、記事「DQ/サガ」に出てくる言葉を種類「特徴的/一般的」でマッピングしたものがあった。「DQ/特徴的」「サガ/特徴的」「DQ/一般的」「サガ/一般的」の4種類である。 項目のうち、私が注目したのは頻出する単語をカウントしたものだ。 うち「形容詞」は注目に値する。いわんや「良い」とか「悪い」、「面白い」「つまらない」という言葉のことである。上記画像のうち右側「形容詞」を、以下に拡大した。 形容詞「いい」を全体で100とすると、ドラクエ66に対してサガ34だった。しかしながら、ゲーム自体に対して使われたのか、システムや何かの判定の結果に使われたのか不明ではある。それでも、自分が感じた「ドラクエのほうが好...